たしかにぼくはSecond LifeよりはWiiのほうがすごいし怖いと思うけど、それでも長続きするとは思えなくて、ぼくも最初にMiiも作ったしアンケートにも答えたけど、それ以降は電源すら入れてない。ていうか、さんまと修造のMiiが届いた日以降は電源入れてねーや。そんな人は少なくないのでは?
ニュースが見れるとか、天気予報が見れるとか、そんなのをわざわざ電源入れて見ないですよね。ケータイで「ウェザーニュース」のメールを受信してるから天気予報はそれでいいし、ニュースもR25のケータイメールかYahoo!ニュースを見ればいいし。
いわゆる中毒性が欠けてると思う。習慣になってない。
アバターモデルは制約が生まれるので、それを越える何かがないと苦しい。3Dでモデリングするだけでハードウェアの制約が生まれる。これがサーバ側の制約なら、金さえあればなんとかなるんだけど、ユーザー側のハードウェア性能を要求するので、これは普及には大きな制約になる。
さらに同時接続数の問題。目に見えるというのは、そこに同時に存在できる人数に制約が生まれるということで、何十万人とか何百万人とかがアクセスできるわけじゃない。戦国無双みたいになっても、コミュニケーション取れないしね。誰と喋ってるのかもわかんないし。
実際Second Lifeでは(これはサーバの制約だろうと思うけど)50人程度しか同時に同じサーバにアクセスできないみたいだけど、そんなところでコンサートとかやってもしょうがない。
これって90年代後半のライブチャットと似ている。芸能人とチャットできるよって、たしかニフティでも芸能人が来てチャットのイベントを開催してた気がする。誰かは忘れたけど、キータイプは社員が代わりにやってたはず。
Second LifeはWebの黎明期ってことをいろんな人が話してて、ぼくもそれは同感なんだけど、どっちかっていうとチャットとか「ダメだった(普及しなかった)数年前のWebと似ている」感じがすごくする。
という話をこないだのWOM勉強会のディスカッションで話した。
あと、日本人は直接的なコミュニケーションを得意としないので、コンサートとか映画とか、何かを見ての会話なら盛り上がるかもしれないけど、さあ話せと環境だけ提供しても盛り上がらないと思う。
という話も同じ日に某PR会社の人に話した。それはリアルイベントの話だったけど、オンラインでも同じだと思う。
ま、とはいいつつ、別にYahoo!やケータイ並みに集客する必要はないわけで、うまいこと使えるシーンを探していけばいいと思うんですけどね。